楽市楽座
フィオーレの森のイベントで出会ったEmi Nakaeさんがゲスト出演するとのことで雑司が谷の神社に行ってきました。
少し早く着いたのでのぞくとこんな可愛らしい舞台。
野外公演。どんな感じなのかワクワクしながら雑司が谷散策。
といっても線路は工事してたり、家ばかりの道をいろいろ歩いて、、、疲れたところで最初に見つけていたこじんまりしたカフェで休憩。
手作りプリンとカフェオレみたいなコーヒー。名前あったのだけれど忘れてしまいました^ - ^
コーヒー焙煎からしていて、お店の人も家族でやっていてよい雰囲気。
七時前には出て神社に向かうと。
結構な満員。
ギターとタンバリンで陽気な音楽が流れます。
楽市楽座さん。
写真でおわかりのようにすでに引き込まれてしまう。
円形の舞台になっていて中央は水も入っているプカプカ浮く舞台上。
終了後乗ってみましたが、かなりバランスが崩れてしまいそうなぷかぷか具合。
楽市楽座さんたちは、そんなことみじんも感じさせないくらい踊ったり、飛び跳ねたり。
まずは歌と音楽にのせて自己紹介と野外公演は無料ですが、投げ銭システムの話を面白おかしくしてくれました。
投げ銭は頑張ってる!すてき!と思う時に投げるとか、
もし、池の中に落ちたら後でひろうので大丈夫とか
もし観るのに一生懸命になっても後でカゴを持って回るので大丈夫とか
投げ銭は折り紙に包むのですが、お札でももちろん大丈夫。
最初に何もなかった舞台がみんなの投げ銭で花が咲いたように彩られます。
カエルのお話だったのですが、ちょこちょこ投げ銭ターーーイムみたいにきっかけをくれるので投げたくなる笑
最初は小銭を分けて二つ用意していたのに、あっという間に観ながら小銭を包み始めている私。500円貯金箱からある程度持っていったのに最終的にいくら投げたかわからず笑。
見にいく際はお札両替することをおすすめします。もちろんお札でも!
カエルのお話は春、夏、秋、冬とすすんでいくのですが、夏が終わると一度投げ銭を集めていました。
舞台がきれいになるとえみさんの登場。
真ん中ではセルパンを吹く東金さん。昔の和楽器かと思ったらフランスの古い楽器で数少ない演奏家の1人。
セルパンの不思議な音とあいまって息をのんで見入ってしまいました。
音楽と踊りの身体表現。
子どもたちとも身体表現はするけれど、プロの身体表現をこんなに間近で観たのははじめて。
もうかっこいいのなんの。
あのふわふわした舞台でお面を外す時の体幹とかもうすごすぎました。
どのくらいやっていたのか、10分もなかったと思うけれど時間を感じさせないくらい見入っしまった。
蚊取り線香のカトリくんとアイロンちゃんから始まり、カエルの話に戻ります。
蚊取り線香の煙を最終的に舞台の周りの水で消すという、、、面白すぎる。
児童演劇ともありますが、大人も子どもも楽しめる。それが本当は難しいことだと思う。
どんなに難しいことも子どもにわかる言葉なら大人はそれを理解することはできる。大人にしかわからない言葉を子どもが理解することはできない。
誰にでもわかるような言い方で伝えていきたいなぁと思う。(とくに政治とか専門的な職種はどれだけそのへんにきづいているのだろうか。)
馬を竹ぼうきで作ったり、衣装も全て手作り。いろいろ工夫されているところに私も仕事で使えそうなことがちらほら。
ほんとに全てはつながっているなぁ。
終了後はみんなでお話したり、写真とったり、差し入れのご飯をいただいた。
楽市楽座さんは4人とも家族で青いカエルのあおいのがみどりのもえさんの旦那さんとしてやってきたそう。
もえさんが描いたポストカードを買っているとセミが休んでた。
もえさんは大学一年生の歳なのだけれど、小4から楽市楽座で舞台をするようになり小学校から休学しているとのこと。
義務教育でも休学できちゃうんですよ
と明るく答えてくれるもえさんにほんとに色々な生き方があるんだなぁと教えてもらった。
どれがいいとかよくないわけではなくて、舞台上のもえさんを見ていて生き生きしていて学校の勉強をしているかいないかは関係なく素敵だった。
学校にいなくてもお金の計算にしろ、生きる為に必要なことは学校じゃなくても学ぶことはできる。
学校教育が入ってきたことだって、昔の人たちからみたら最近のこと。
今までの人たちは、自分たちで生活しながら学んでいたのだから。それに比べてみんなが同じように学校という場所に通える分、自分で考えなく自然と学校に行く選択をしている。
もえさんを見て感じたのは人との関係が野外演劇を通しながらたくさん学んでいる。
素敵な生き方だなぁ、これからも楽市楽座を応援したくなった。
観劇中、ずっと顔が緩んでいて、えみさんと写真を撮った時、久しぶりに自然な笑顔だなぁと嬉しくなった。
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